その姿は病ーミネーター『峰不二子という女』第09話感想: 名前の通り、さもしい男だ

2012年06月01日

その姿は病ーミネーター『峰不二子という女』第09話感想


―――WORNING―――


この記事には『峰不二子という女』第09話のネタバレが含まれております。今回は不二子の裸なかったお。



LUPIN the Third 〜峰不二子という女〜 第09話01.jpg

サブマシンガン片手の不二子に延々と追いかけまわされるという今回のエピソード。
次元の反撃にも一切怯まず、黙々と背中を追いかけてくる不二子の姿はまさにターミネーターそのもの。
仄暗く据わった半目がT-1000そっくりで、最後に溶鉱炉に沈まなかったのが不思議なくらいである。
執拗で執念深い不二子の姿にオスカーと同じ狂気をみた回だったと思う。
やっぱりみゆきちは病んでる声も上手いもんだ。

LUPIN the Third 〜峰不二子という女〜 第09話02.jpg

一方、不二子に命を狙われた少女『万華鏡女』は、全身をキャンパスとして入れ墨を掘られた「人生そのものが作品」という生ける芸術品。
芸術品として生かされているため、人としての名前が無く、言葉も話せず、教育を受けたこともない、人として扱われてこなかった可哀相な女の子である。
それなのに自分がどれ程不幸なのか一切理解していない無邪気な様子が胸に痛い。
自分の命が狙われていることも分からず、貰ったぬいぐるみを宝物の様に扱う様を見て、アニメというフィクションの世界でもこういった不幸な人物は幸せになってほしいと思ってしまうから、歳はとりたくないんだよなあ。

LUPIN the Third 〜峰不二子という女〜 第09話05.jpg

徐々に明かされつつある不二子の過去だが、自分とよく似た人生を歩んでいる女性を殺したくなるほど悲惨な人生だったということなのだろうか。
だとすれば「ご愁傷様でした」としか言い様が無いが、さして理由も無く命を狙われる方の身になれば堪ったものではない。
恨みを買っているわけでもなく、依頼を受けたからでもなく、在り様が気にくわないから命を狙われるというのは一番勘弁して欲しい理不尽な狙われ方だと思う。
過去に触れる者、過去を呼び覚ます者は殺したくなる、過去をほじくり返され絶望すると死にたくなる、という危険な精神状態は、不二子がもはや完全に病んでいるということなのだろうか。
「不二子・・・病んでさえいなければ・・・」
とりあえず、まわりの迷惑になるのでとっとと入院するか、トラウマの元凶をぶっころころしようぜ。

LUPIN the Third 〜峰不二子という女〜 第09話03.jpg

さて、今回の不二子はまさに理不尽な悪そのもので、彼女から万華鏡女を守る正義の味方が次元大介その人だったわけである。
不幸な少女をそれとなく気遣い、守り続けた次元は旧シリーズそのものの在り様だったと思える。
ルパンについては万華鏡女を利用して不二子を揺さぶりたかったのか、それとも不二子の手から万華鏡女を守ろうとしていたのかが、いまひとつはっきりしていない。
ただ、結局のところ万華鏡女を芸術品として売飛ばすことはせず、解放したことから考えると後者寄りだったのではないかという気もする。

LUPIN the Third 〜峰不二子という女〜 第09話04.jpg

さて、前回は感想を書かず新シリーズには正義が薄く爽快感も足りないと愚痴ったわけだが、次元の行動によって少しだけ評価を改めた。
正直いうと今回が前回のような有様であれば、この作品の感想はやめようと思っていたが幸運にもそうはならなかった様だ。
爽快感というには微妙だったが、不幸な身の上の少女の命を守り、裏の世界から解放したという一応の正義は成したと思う。
やはりルパン一味が一味として集えば集うほど各自の役割分担が進み、旧シリーズの様なヒーローとしての側面を帯びてくるのかもしれない。
それならルパンと次元が合流している次回以降は、今回のように期待できる展開が続く可能性があるので少し楽しみなところである。


第08話感想 ⇒第07話感想 ⇒第06話感想



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posted by 左母二郎 at 21:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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