今回の主役はやはりアイ『モーレツ宇宙海賊』第21話感想: 名前の通り、さもしい男だ

2012年05月28日

今回の主役はやはりアイ『モーレツ宇宙海賊』第21話感想


―――WORNING―――


この記事には『モーレツ宇宙海賊』第21話のネタバレが含まれております。ネタバレなんて、もう何も怖くない人以外は読まない事をお奨めします。


モーレツ宇宙海賊 第21話05.jpg

ドッグファイトアイの活躍が熱い第21話。
オリジナル展開ながら、本編の内容は今までのエピソードの中でも屈指の傑作だったのではないだろうか。
ユーモア有り、可愛らしさ有り、緊張感有り、爽快感有り、どれも高いレベルで合わさった良いエピソードだったと思う。
なにより作画も良かったしね。

原作小説でもドンパチの少ないモーレツ宇宙海賊。
私掠船免状持ちの海賊の中でも特に火力の低い弁天丸は戦闘向きの船ではない為、戦闘するより逃げる方が得意という逃げ専門の海賊船である。
その為、原作ではほとんどドンパチがないので今回の様なガチな戦闘描写が実に少ないのだが、アニメではこれからずっとオリジナル展開なので戦闘シーンも多くなりそうだ。
宇宙船はレーザー兵器や光子魚雷で艦隊戦やってこそ華だと思うのだがどうだろう。
やはりこの制作スタッフはそこら辺りを良く分かっているようだ。

モーレツ宇宙海賊 第21話03.jpg

異様な雰囲気から始まる本編。
大会の受付や他校の生徒の目が異様に厳しい状況での始まりだが、左母二郎にとっては他に気になる点が・・・。
何コレ
今回のハラマキの第一声だが、左母二郎もあえて言いたい。
何コレ・・・
可愛らしいモブ子ちゃんが多く登場するのだが、声優が全員棒すぎんだろ

新人にしてもこりゃ酷いと思い、声優を調べてみれば「選手達 ももいろクローバーZ」
・・・どうすてももクロを使ったんだ。どうすて。
どの子もほとんど一言だけだったのだが、セリフを喋る順番が連続していたので酷さが目立ってしまったのだろう。
話題作りの為かもしれないが制作スタッフは今売れている彼女達を使うより、声優業界の発展の為に無名の新人声優を使ってやって下さい。

モーレツ宇宙海賊 第21話04.jpg

まさかのリン部長その人によって、6年前の悲劇が引き起こされた事が明らかになった。
中学1年生にクラッキングさせるとか。
レース内容を事前に手に入れた上で、しかも全員が脱落する程の危険なコースを設定した当時の先輩とやらはだろう。
彼女達が結局レースに出たのか、そして完走できたのかは語られなかったが、2名の完走者が彼女達の可能性もある。
鬼畜なOGの所為で、完全なアウェー状態で競う事になったヨット部の後輩達が本当にお気の毒な事だ。
だが裏を返せば、それだけ当時の白鳳女子学院ヨット部は優秀な選手が多かったということなのかもしれない。
コースが簡単でつまらないという理由だけで、誰も完走できそうにないコースを設定したのだから。
もっとも、自分達で設定しておいて大会に出場していなかったら本当に最悪なのだが。

モーレツ宇宙海賊 第21話06.jpg

緊張感漂う選手達のなかで一人だけリラックス状態のアイ。
スポーツ漫画に登場する天才プレイヤーのような気負いの無さ
纏っている空気からして別次元で、レースに勝つ事ではなく楽しもうとしているところに勝利フラグを感じる。
こいつは勝ったな。
優勝はアイちゃんで決まりや!と、視聴者の誰もが思ったことだろう。

「優勝するぞ、優勝するぞ、優勝するぞ」
アイとは対照的に、エントリープラグ内で自己暗示を繰り返していた少年の様なナタリア。
こいつに優勝は無理だな・・・と、視聴者の誰もが悟ったことだろう。
入れ込んだ奴ほど勝利から遠ざかってしまう法則は、アニメでも漫画でも小説でもドラマでも競馬でも一緒。

モーレツ宇宙海賊 第21話00.jpg

久しぶりの正装姿で現れたグリューエルが何とネビュラカップのスターターである。
いつの間にその様なオファーを受け入れたのかは分らないが、私事のついでに公務を行い点数稼ぎする彼女の抜け目の無さが、いい感じに表現できていると思うのだ。
やはり左母二郎的には普段着より、正装姿の方が好きかな。
そして対外用営業スマイルが好みである。
グリューエルの魅力は見事なほどの胸の無さと、可憐な笑顔の内に潜む腹黒さであろう。

モーレツ宇宙海賊 第21話07.jpg

今回のメインはディンギーでのドッグファイトと弁天丸による空中戦だったが、各学園の選手同士の競争をメインにしても楽しめた展開になったかもしれない。
敵愾心を燃やした各選手からの執拗な嫌がらせを何とかくぐり抜けたり、嫌がらせの果てに自滅しそうになった他校の選手を助けて友情が生まれたりと、いかにも青春してますという展開でも面白かったかも。

2話展開だった今回は非常にスピード感があって良かったのだが、あと1話足して上記みたいな感じでレースを盛り上げた上で、終盤にビスクカンパニーの襲撃という構図であれば彼らの非道さが浮き出て尚の事良かったかもしれない。
その展開であれば、意味深に集まっていた割にビスクカンパニーを排除できていなかった強面のおっさん達にも出番が回ってきたかもしれないね。
結局、彼らは何の役にも立たなかったわけですか。

モーレツ宇宙海賊 第21話01.jpg

ディンギーのドッグファイトと弁天丸の空中戦が今回の華だとすれば、
今エピソードの主役はやはりアイだっただろう。
活躍自体はそんなにあったわけでは無いが、要所要所での出番と最後の活躍で、完全に主役の茉莉香をくった形になった。

今回のエピソードではアイがもつディンギーへの情熱と、風をはらんで飛ぶ事への喜びを色んな角度で見せる構成にしていたが、最後にそれらを集大成の様に使ってきたのは素晴しいの一言。
なにより計器類が死んだ状態で、キャノピーを開放して飛ぶ姿は実に絵になっていると思う。
挿入歌の『透明な夜空』を効果的に使っているのも良い。
勝ち負けでは無く、好きだから乗る、好きだから飛ぶという単純で強い気持ちは、茉莉香にとっても重要な気持ちを思い出させる契機となったようだ。

モーレツ宇宙海賊 第21話02.jpg

終わってみれば、第19回ネビュラカップはチアキが優勝グリュンヒルデの準優勝というできすぎな結果に。
余談だが3位のモブ子ちゃんが実に好みである。
誰が書いたのか「チアキちゃんかわいい」が実に可愛らしい。
それにしてもグリュンヒルデは非常に優秀だ。
姉以上に腹黒く、姉とは比べ物にならない程の運動神経を誇り、姉と同じぐらいペッターンなまな板
これはもう姉を越えてしまったかもしれん。

そして優勝記事の隣には、弁天丸がビスクカンパニーを撃退してネビュラカップを守ったという記事が。
う〜ん?ビスクカンパニーが襲ったのは茉莉香であってネビュラカップじゃないよね。
茉莉香が参加しなければ襲撃という行為が行われなかったかもしれないわけで、弁天丸が表彰されるのは何かおかしいような。
なんだか釈然としないが、とりあえず円満解決っぽいから良しとするか。


第20話感想  ⇒第19話感想  ⇒第18話感想




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posted by 左母二郎 at 23:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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