名前の通り、さもしい男だ

2012年05月21日

本日ご紹介するのは、ミサイルを切るだけの簡単なお仕事です。『峰不二子という女』第07話


―――WORNING―――


この記事には『峰不二子という女』第07話のネタバレが少量含まれております。ネタバレ?何それ美味しいのという方のみお読みください。



LUPIN the Third 〜峰不二子という女〜 第07話04.jpg

〜公式あらすじ〜
舞台は中米の小国カリーブ。
フィラデル・ケスト率いる革命組織が、級独裁政権を打倒し新政権を樹立。
国連演説へ向かうフィラデルに、ジャーナリストとして不二子も同行する。
しかし、フィラデルの乗るプロペラ機が、旧政権の残党によりハイジャックされる。
この事件がきっかけで、長年緊張状態が続いていた2つの超大国が大きく揺れ動き、
ついには第三次世界大戦勃発の危機となる! そんな中、不二子は...。

LUPIN the Third 〜峰不二子という女〜 第07話00.jpg

今回はキューバ革命キューバ危機をイメージして作られた物語だったらしい。
革命家のフィラデル・ケストはフィデル・カストロチェ・ゲバラを併せたような人物。
ただし、外見はチェ・ゲバラそのもの。
カストロよりチェ・ゲバラの方が人気あるから仕方ないね。

因みにキューバ危機を簡単に説明すると、キューバ革命成功後、アメリカ合衆国に散々嫌がらせを受けたキューバがソビエト連邦と急接近し、国内ミサイル基地へのソ連製核ミサイル配備を契機にアメリカとソ連の緊張が高まり、あわや第3次世界大戦が勃発する寸前までに達した事件である。
冷戦下で代理戦争を幾度となく行った両陣営の直接対決に加え、核戦争によって世界が滅びる可能性があった危険な出来事だったらしい。

LUPIN the Third 〜峰不二子という女〜 第07話02.jpg

若きカリスマ、旧政権が隠匿したという油田、カリーブを挟んで睨みあう超大国、フィラデル暗殺を請け負った五ェ門、旧政権の残党、そしてフィラデルに接近し油田の在処を探る不二子。
上手く料理できれば中々の逸品が出来たかもしれない素材なのだが、結局料理しきれておらず印象の薄い物語になってしまったのは残念だ。

特に今回は何を伝えたかったのかさっぱり伝わってこない
作品の舞台である時代の背景を紹介したかったのか、不二子が歴史的な大騒動の中で暗躍した姿を描きたかったのか、それとも革命を成し遂げた男の生き様をロックスターに準えたかっただけなのか。
カリーブの隠し油田の情報が世界情勢に与える影響も説明されることはなく、不二子の目的も曖昧なままで、不二子の雇い主がどの陣営の人間かもはっきりしなかった。
察しろというには説明不足であり判断材料も少なく、何度も見返すことができる程面白いわけでもない。
実にすっきりしない消化不良ぎみな物語だったと感じる。

LUPIN the Third 〜峰不二子という女〜 第07話01.jpg

だが今回の7話で語りたい事は上記のことではなく、五ェ門の扱いについてである。
複翼機の主翼に乗って登場した五ェ門には笑ったが、見終わった後ふいに悲しくなった。
なんだろう・・・このせつなさは
物語の根幹には一切関わらず、ミサイル迎撃の役割の為だけに参上とか、新シリーズ登場2回目からすでに道具扱いですか。
五ェ門をみて悲しくなったのは、五ェ門が斬鉄剣を持つ以上、新シリーズでもまともな出番はないのだろうという予感があったからだ。

思えばルパンシリーズを通してみても、五ェ門は金庫や壁を切るだけの便利な缶切程度の男だった。
障害物を片っ端から切って邪魔する警官も全部無力化してお宝をゲットすることができる五ェ門はチートキャラ、いわばバランスブレイカーな存在であり斬鉄剣が必要な回以外は修業に出ていて行方不明というのがお約束だった。

結局のところ、切る以外に取り柄の無い五ェ門は、脚本家にとって道具としては使いやすく、話に絡ませるには使い勝手の悪いキャラクターなのだろう。
2度目の登場ですでにミサイルを切るだけの道具と化している状況をみるに、新シリーズでも便利なカッター程の役割しかもらえずに終わりそう。
せめてもう少し弱かったら、次元並みに使いやすいキャラクターになれていただろう。
もっとも、弱い五ェ門に価値があるかは不明なのだけれど。




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posted by 左母二郎 at 21:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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