名前の通り、さもしい男だ

2012年03月16日

この素晴しい「百鬼夜行抄」をもう一度


タイトル考えるのって本当に難しいね。
また得体の知れない題名にしてしまった。

百鬼夜行抄06表紙.JPG

ということで、本日は「ネムキ」連載中の今市子の漫画「百鬼夜行抄」を紹介しよう。
ネムキは少女向けの漫画雑誌なので、この作品は男性諸君に縁遠い作品ではないかと思う。
もっとも2006年にドラマ化していた様なので、題名は知っているという人はいるかもしれない。

左母二郎には姉がいたので、昔から少女漫画や乙女雑誌、少女向けの小説などを普通に読んでいた。
百鬼夜行抄もその時分に読んで気に入った漫画のひとつで、姉が家を出た際に百鬼夜行抄を持って行ってしまったので、自分用に買い揃えたというぐらい好きな作品だ。

ここでどうでもいい話をひとつ
少女漫画に触れる機会の少ない男性諸君に伝えることがあるとするならば、「少年漫画より少女漫画の方がベッドインする確率が圧倒的に高い」ということだ。本当にどうでもいい話だ・・・。
さすがに今は違っているかもしれないが、少年漫画がヒロインの女の子と最後に恋仲になって終わる展開の中、少女漫画ではキス⇒親友との葛藤⇒何だかんだでSEX⇒降りかかってくる諸問題を解決してもう一度ハッピーエンドで終わる展開が多かったような気がする。
女の子が早熟なのは第二次性徴と少女漫画のせいだと思うのだが、皆さんどうでしょう?

百鬼夜行抄の話に戻ろう。
作者の「今市子」は「男子の友情」「ホラー」を題材とした漫画を描く作家で、百鬼夜行抄は彼女の代表作と言ってよいだろう。
まぁ「男子の友情」っても友情越えちゃってるんだけどね

友情を超えてみせるッ!.JPG左母二郎は雑食ですから(平然)

この作品にそっちの要素は皆無なので安心してほしい。
以下調適当あらすじ。

霊を視、妖魔を使役した幻想作家「飯島蝸牛」。
その孫の「飯島律」は蝸牛の霊感を強く受け継いだ少年である。
祖父である蝸牛が亡くなった後も、飯島本家は祖父の霊術の影響で怪異が集まり易く、霊感はあっても怪異を祓う力の無い律は、死んだ父の身体に住みついた妖魔・「青嵐」を使役し、なんとか怪異の難から逃れていた。

ある日、律の従姉の「飯島司」が療養として12年ぶりに飯島本家に訪れる。
司は背中にできた痣が原因で、積極的な行動ができない内向的な性格になってしまっていた。
年々大きくなる痣のためノイローゼになった彼女は大学も休学しているらしい。

不用意な出来事で司を傷付けてしまった律はその夜、小さな妖に襲われる。
律に撃退された妖が逃げ込んだ先は眠っている従姉の背中だった。
司の背中の痣は妖だったのだ。
痣が出来たのは12年前に熱を出して寝込んだ後のことらしい。
どうやら12年前に霊場となっている飯島本家の庭へ不用意に入ってしまったことが原因のよう。
律は司を妖から解き放つ為、青嵐と行動を起こすのだが。

メインキャラクターは主人公16歳の高校生「飯島律」、3歳年上の従姉「飯島司」、同じく7歳上の従姉「広瀬晶」父の身体に入っている式神の「青嵐」、祖母「飯島八重子」母親「飯島絹」といった飯島ファミリーがメインを務めている。

霊感は強いが祓う力のない律が、毎回苦労しながら怪異を解決するのが見所だ。
律ほどではないが霊力の強い従姉の司や晶は、それと知らず妖絡みの問題に巻き込まれては律に押しつけていく。
霊や妖怪がらみの話が大嫌いで怪異に関わり合いたくないと思いつつも、結局怪異に振り回されっぱなしの律が可愛そうでもあり可笑しくもあり。
律の手に負えない妖も、祖父が残してくれた青嵐が最後にはなんとかしてくれるので悲劇的な話はそうそうない。3倍気紛れなニャンコ先生みたいな存在だと思ってほしい。

時に恐ろしく、時に物悲しく、それでいてコミカルで笑えるのが百鬼夜行抄の魅力だろう。
ホラー作品だが恐怖を感じる様なものではなく、どちらかといえば幻想的
彼女の他作品が「世にも奇妙な物語」でドラマ化されているのだが、それを考えるとホラーというよりトワイライト・ゾーンの様な雰囲気と言った方が近いかもしれない。

霊や妖怪等が多数登場するが、少年漫画にありがちな調伏覆滅といった妖怪退治はメインではなく、日常の裏に潜む非日常を独特の視点で描いた作品である。
基本、一話一話で話が完結するスタイルをとっているので読みやすいのだが、伏線や読者をはめるトリック(?)も多いので、読み終わった後に物語の意味に気付くことも少なくなく、何度読み返しても発見がある大変面白い作品となっている。
単行本以外にも文庫版で刊行されているので、少女漫画はちょっと・・・という方でも大丈夫だろう。


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タグ:百鬼夜行抄
posted by 左母二郎 at 00:57 | Comment(1) | TrackBack(0) | 漫画/コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月15日

「風の名はアムネジア」古いアニメを観てみませんか。

先週、古いVHSテープを整理して見つけた「重ね撮り用アニメ」と手書きラベルの貼られた一本。
何を録画していたのだろうと再生してみると、あれ懐かしや「風の名はアムネジア」だった。

風の名はアムネジア.jpg

映画公開が90年なので22年前の作品なのか。
凄く懐かしいアニメが見つかったものだと感心しながら観賞する。
どうやら「アニメだいすき」で放送されたのを録画していたものらしい。

左母二郎が小学生の頃から高校生まで、夏休みや冬休みに「アニメだいすき」という特別番組が放送されており、普段テレビでは放送されないOVAが放送されたりしていた。
私はこの放送が大好きで、良くビデオに録画しては何度も観直していたものだ。

「アニメだいすき」では、左母二郎のHNの由来になった「The八犬伝」や「妖刀伝」「イクサー1」「天地無用」「妖魔」など数々の作品が放送された。
左母二郎のアニメ好きは「アニメだいすき」によって育まれたといって過言ではないだろう。
OVAはおっぱい率高かったしね。お陰さまでおっぱい好きの紳士に性長できました。

昔のアニメは単純に面白かった
左母二郎が子供でノータリンだったからかもしれないけど。
思えばここ最近5年以内に放送された作品より、昔に放送された作品の方がよく内容を覚えている。
若い時分に観た作品はやはり忘れないものなのだ。
昨日の昼飯より20年前のセリフを覚えてるって・・・。
これが歳を取るということなのね。老いって怖いわぁ。


さて、老いを実感しても仕方ないので「風の名はアムネジア」を少しだけ紹介したいと思う。
古い作品なので、TSUTAYAでも置いていないかもしれないしDVDにもなっていないと思われるが、と思ったらDVDあったよ。発売されてるんだね。

簡単にストーリーを書くと、

核の炎に包まれちゃったよ.JPG

1999X年世界は核の炎に包まれた!!訳ではなく

1999X年正体不明の健忘症が世界で蔓延し人々が全ての記憶を失ってしまった世界。文化や文明が崩壊し人間が獣のように徘徊するアメリカ大陸を一人の少年が旅をしていた。
少年の名はワタル、日本人の少年だった。
そして、ジープを走らせる彼を崩壊したホテルの屋上から観察する女性の姿があった。
サンフランシスコを走行中、狂った暴徒鎮圧用メカ「ガーディアン」に襲われたワタルの耳に言葉が届く。
「銃口の中にマグナムを撃ち込むのよ」それがワタルと不思議な女性ソフィアとの出会いだった。

というくだりで始まる物語である。
ボーイミーツガールはやっぱり基本だよね。

世界中の人々から全ての記憶が失われている為、人間は獣のように生活し知識どころか言葉すらも失ってしまっている。
なぜ世界中の人々が健忘症「アムネジア」にかかってしまったのか?ワタルはどうして言葉を話せ車の運転ができるのか?ワタルはなぜ旅をしているのか?ソフィアは一体何者なのか?

年齢の割に無邪気で子供のようなワタルと不思議な力を持ち神秘的で知的なソフィア。
彼ら二人はアメリカを横断しながら、色々な街で色々な人達と出会い、別れを繰り返しながら旅を続けていく。
時にソフィアは不可思議な問いをワタルに投げかける。

「ねえワタル。人間はそんなにも自らの限界を決めてしまいたいの?より優れた存在を設定しその庇護の掌にすっぽりと包まれて、平穏な一生を送りたいの?」

それは夜の廃墟で食事を摂っている時や荒野を走るジープの上で何気なく交わされる。

「ワタル、あなたはこれまで沢山のひとに会い、沢山の出来事を見てきたのね。それでどうだった?人間という生き物がどんなものか解って」
「ううん」
「それでも旅を続けて行くの。どうして?」
「どうしてなんだろう。僕にも分んないや」
「でもね車を走らせていると思うんだ。あの大きな雲の下にはどんな街があって、誰と出会えるんだろうって、そう考えるとやっぱり僕は行きたくなるんだ。多分世界がこんなになる前の人達だってきっと同じだったと思うよ」

彼らの何気ない会話のひとつひとつがやけに心に残るのだ。
文明が崩壊した世界で、それでも必死で生きている人達。
絆が失われた世界でも守りたい何かを守り続ける人達。
この作品は人間とは何か、人間の本質とは何かを考えさせられる物語である。

とても面白い作品なのだが、どう面白いかは残念ながら左母二郎には説明できそうにない
ソフィアの正体とアムネジアの世界がどうなるか、それはこの作品を見て知ってもらうのが一番良いのではないだろうか。
今の若い世代にとって昔のアニメなど古臭いモノでしかないかもしれないが、古い世代の左母二郎としては、出来ることならば観てもらいたいなぁと思うわけですよ。
温故知新が示す通り、昔があって今がある。アニメに萌えという文化が無かった過去の作品にも触れてみて、昔のアニメの良さを少しでも感じてもらえたらいいな。

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posted by 左母二郎 at 02:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月13日

赤沢泉美は生き残ることができるのか

ネタバレがあるので、Anotherを前情報なく楽しみたい方はいつも通り回れ右で。

いよいよ残り2話となったAnother。
最終話まで目が離せない。

目がはなせない.JPG

公式HPのキャラクター紹介で影がかけられていた藤岡未咲も先週公開され、いよいよクライマックス目前といったところ。DVD&BDに収録されている第0話の情報なども合せて公開されているので興味のある方は覗いてみれば良いだろう。

本日はタイトルに書いたとおり、アカザーさんこと赤沢泉美について書きたいと思う。

Anotherは小説と、小説を原作としてストーリーに手を加えられた漫画が発表されている。
この小説版と漫画版は結末こそ同じだが、それに至る過程が違うものとなっている。

簡単に言えば小説版と漫画版では死ぬ人間や、その死因が異なるということだ。
もっとも眼鏡委員長の桜木ゆかりはどちらでも傘が咽喉に刺さって死ぬしアニメでも同じ死因である。
看護師の水野早苗とクラスメイトの高林郁夫、担任の久保寺紹二についても同様だが、それ以外については微妙に違ってくる。

例えば、アニメ版では脳挫傷で死亡した上に、スクリューで腕をぶった斬られたりと散々な目にあっている中野順太は小説版では惨劇の夜に殺され、漫画版では火事で焼死している。
おづら失礼小椋敦志、クラスメイトの小椋由美の兄は、小説版では工事車両の衝突で死亡しているが漫画版には登場しない。代わりに赤沢泉美の兄が引籠りのニートで首を括って自殺するかたちになっている。
結局のところ、小説版でも漫画版でも死ぬ登場人物は大体同じなのだが、ここで我らがアカザーさんの出番である。

アカザーさんの眼差しはM心を刺激するよね.JPG

彼女は小説版と漫画版では異なったルートを持つ希少キャラだ。

赤沢泉美は小説版では死ぬ。端役の彼女は見せ場も無く無残に殺される。
コミックス版では死なない。脇役として確固たる地位を獲得した彼女は見せ場も命も落とさない。

この様に小説版では殺されるアカザーさんだが、漫画版では死なない。
アニメは小説版に準拠しているため、このままではアカザーさんが殺されてしまいそうだが、アニメ版で漫画版以上のプッシュをされている彼女が、そう易々と殺されてしまうのだろうか。

何このリア充.JPG

何やら以前に恒一と出会っていたかの様な回想が10話で飛び出し、サブヒロインとしての立場を固めつつある。どう考えても死亡回避フラグであろう。

ただ、最後の惨劇で死ぬはずの中野を海回で死亡させたり、オリキャラの綾野綾を事故死させたりとアニメでのオリジナル要素が強く最終的に誰が生き残り、誰が死ぬか予想がつかない。

はたして赤沢泉美は生き残ることができるのか
正直死んでもらいたくないキャラだけに、先の展開がとても楽しみであり不安でもある。強気のツインテール美少女は死んだらあかん。人類の宝なんや

あ、杉浦さんは死ぬよ?残念ながら。


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posted by 左母二郎 at 20:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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